FAQ
 

■対象バージョン : 6.0、7.0

■対象OS    : Windows95/98/ME ,WindowsNT/2000

QUESTION(SQ0104009)

レスポンスの改善方法は?

ANSWER

基本的なレスポンス改善方法としては、以下のものがあります。

  • 処理件数が多いクエリ処理のロジックの見直し

    抽出条件、方法等を見直してクエリの対象件数が少なくなるようなロジックへの変更する。

  • エンジン起動時のキャッシュ・サイズの指定を変更

    だいたいの目安としてデータベース・サイズの 15% から 20% を基本としてキャッシュ・サイズを増加する。

  • 常にトランザクション・ログを使用する

    トランザクション・ログがない場合、Adaptive Server Anywhere では データベースに加えられた変更をすべてのトランザクションの最後にディスクに書き込む必要があります。これらの変更の書き込みには大 量のリソースが消費されます。トランザクション・ログを使用すると、Adaptive Server Anywhere では、 変更の詳細を示すメモだけが書き込まれます。Adaptive Server Anywhere は、新しいデータベース・ページをあとでもっと効率的に書き込むことができます。トランザクション・ログをメイン・データベース・ファイルがあるデバイスで はなく、別の物理デバイスに保管できる場合は、ハードディスクのI/Oの競合を回避できることでパフォーマンスを改善することが可能です。

  • オートコミット・モードをオフにする

    アプリケーションが「オートコミット・モード」で実行されている場合、Adaptive Server Anywhere は各文を別々のトランザクションとして扱います。これは、各コマンドの最後にCOMMIT 文を付加して実行するのと同じです。 オートコミット・モードで実行する代わりに、コマンドをグループ分けして各グループが1 つの論理タスクを実行するようにするとします。オートコミットを無効にする場合は、コマンドの各論理グループの後に明示的にコミットを実行する必要があります。また、論理トランザクションが大きい場合は、ブロッキングとデッドロックが発生する可能性があることに注意してください。トランザクション・ログ・ファイルを使用しないでオートコミット・モードを使用すると、特にコストが高くなります。各文の終わりで、チェックポイントが強制的に実行されます。チェックポイントとは、多数の情報ページをディスクに書き込むオペレーションです。各アプリケーション・インタフェースには、オートコミット動作を設定する独自の方法があります。Open Client、ODBC、JDBC インタフェースでは、オートコミットはデフォルトの動作です。


BACK:FAQ トップページ
 
 
Copyright 2005-2010 iAnywhere Solutions K.K.