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■対象バージョン : 7.0.x以降

■対象OS : Windows、Linux

ST0509047

大量トランザクションの処理効率を上げる

Tips!

データベースに大量のトランザクションが発生する場合、DB領域やトランザクション・ログの自動拡張が原因で処理が遅くなる場合があります。

これは、Anywhereのファイル自動拡張が以下のような小さなサイズとなっているので、大量のトランザクションが発生した場合、何度もファイルの拡張が行なわれる為です。

(1)データベース・ページサイズが8KB以下の場合
 約256KBずつ拡張する
(2)データベース・ページサイズが16KBの場合
 約512KBずつ拡張する
(3)データベース・ページサイズが32KBの場合
 約1024KBずつ拡張する

大量のトランザクションが発生することが予想される場合、予めDB領域やトランザクション・ログを拡張しておくことで、処理の効率を上げることが可能です。
また、自動拡張よりもファイルが断片化し難いので、パフォーマンスへの悪影響を減らすことができます。

DB領域やトランザクションログを予め拡張するには ALTER DBSPACE 文を使用します。
この文は、既存のDB領域またはトランザクション・ログに指定したサイズ(ページ数、またはファイルサイズ)で追加の領域を割り付けることができます。



・SYSTEMのDB領域を50MB拡張する。
ALTER DBSPACE system ADD 50MB

・トランザクション・ログを100ページ拡張する。
ALTER DBSPACE translog ADD 100

この文を実行するにはDBA 権限が必要です。また、この文を実行する際にはデータベースに他のユーザがいないことが必要です。

上記 ALTER DBSPACE 文の動作につきましては以下のマニュアルに記載されております。
 ASA SQL リファレンス・マニュアル
  SQL 文
   ALTER DBSPACE 文



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