ST0511050
十分なキャッシュ・サイズを確保できない場合の対処
Tips!
メモリの少ない環境などでデータベース・エンジンを起動する際に、十分なキャッシュ・サイズを確保するのが難しい場合、データベース・エンジンの -u
オプションで、パフォーマンスの向上を図ることができます。
構文 [ dbsrv9 | dbeng9 ] -u
...
このオプションにより、データベース・キャッシュに加え、オペレーティング・システムのディスク・キャッシュを使用してデータベース・ファイルが開かれます。 これによりパフォーマンスが向上する可能性がありますが、必ずしもパフォーマンスが向上するとは限りません。
-u
オプションを使用するのは、 (1)サーバを実行するマシンに他にもいくつかのアプリケーションがインストールされていて
(サイズの大きなデータベース・キャッシュが他のアプリケーションを実行するための障害となり)、 (2)しかも I/O
の多いタスクをサーバ上で断続的に実行する (キャッシュ・サイズを大きくすることでパフォーマンスが向上する)
場合です。
サーバを専用マシンで実行している場合は、-u
オプションを使わないでください。一般的に、データベース・キャッシュだけを使用するほうがパフォーマンスは高くなります。
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