Ultra Light テクノロジは、業界初のアプリケーションに最適化された超小型データベースを提供します。このデータベースは、モバイル・デバイスにローカルで常駐し、ほとんどの集中統合データベース管理システムとデータを同期させることができます。基本的に、このテクノロジはモバイル・デバイスと埋め込みデバイスを対象とした展開オプションです。対象となるプラットフォームは次のとおりです。
- Palm Computing Platform
- Microsoft Windows CE オペレーティング・システム
- Symbian EPOC32 オペレーティング・システム
- MS-DOS
- WindRiverVxWorks リアルタイム・オペレーティング・システム
Ultra Light 開発プロセス
Ultra Light アプリケーションは、C または C++ と Embedded SQL で作成します。Embedded
SQL 言語では、SQL 文と標準の C または C++ ソース・コードを混在できます。プリプロセッサによって
Embedded SQL ソース・ファイルが標準 C コードに変換され、Ultra Light アナライザ/ジェネレータと呼ばれるユーティリティによってデータベースが
C/C++ フォーマットで実装されます。この 2 つのユーティリティは、どちらも
Adaptive Server Anywhere(SQL Anywhere) リファレンス・データベースに依存します。ユーザは、すべての
C/C++ コードを通常どおりコンパイルし、生成されたオブジェクト・ファイルを特定の
Ultra Light ランタイム・ライブラリにリンクして、ターゲット・プラットフォームにコピーする自己完結型の実行ファイルを生成します。次の図は、全体的な
Ultra Light 開発プロセスを表します。
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