a. 左側のツールボックスから[Command]ボタンを選択します。 b. [Command1]ボタンをフォーム上に描きます。
[References]ウィンドウが表示されます。
ADO オブジェクトをプロジェクトに含めることにより、既存のツールを使用してデータベースに接続できます。
手順4 で作成した[Command1]ボタンをダブルクリックします。 Visual Basic コードの追加や編集が可能な[Project Code]ウィンドウが開きます。
Private Sub Command1_Click() Dim adoConn As New ADODB.Connection adoConn.Provider = "ASAProv" adoConn.ConnectionString = "uid=dba;pwd=sql;dbf=" & App.Path & "\asademo.db" adoConn.Open MsgBox "Connected Successfully!" End Sub
ASA データベースに接続すると、“Connected Successfully”というメッセージがダイアログに表示されます。
1. Dim adoConn As New ADODB.Connection 接続オブジェクト(この場合は、adoConn)が宣言されます。キーワードNew を指定すると、オブジェクトの自動インスタンス生成が可能になるため、そのオブジェクトをすぐに使用することができます。 2. adoConn.Provider = "ASAProv" 接続のタイプは、接続オブジェクトのProvider プロパティで指定されます。ASA 接続の場合は、指定したASAProv という名前のプロバイダが使用されます。実際には、このコードによって、SQL Anywhere OLE DB プロバイダを使用することがADO に伝えられます。 3. adoConn.ConnectionString = "uid=dba;pwd=sql;dbf=" & App.Path & " \asademo.db"接続文字列(プロバイダ専用)は、ConnectionString プロパティで指定する必要があります。 4. adoConn.Open このコードでは、同一マシン上で実行されているローカル・データベースとの通信が確立されます。 SQL Anywhere には、asademo.db という名前のサンプル・データベースが付属しています。 デフォルトでは、このデータベースが配置されているフォルダはC:\ProgramFiles\Sybase\SQL Anywhere 7 です。 Visual Basic アプリケーションが保存されているフォルダ(たとえば、C:\ASADemo)にasademo.db をコピーしてください。 上記のコードでは関数app.path を使用しています。この関数を使用して理由としては、デフォルトでは、Visual Basic はファイルがデフォルト・ディレクトリに配置されているかどうかを確認するからです。したがって、Visual Basic アプリケーションの実行元である現在のディレクトリ内でVisual Basic にasademo を検索させる必要があります。